面白い文章を書くちょっとしたコツ
ブログを書いていると、自分の文章力の無さに嫌気がさすときがありますよね?私もその1人です。この嫌気のせいで、ブログを辞めてしまう人も多いと思います。そこで、、読み手に少しでも読んでもらえる文章を書くためのコツをいくつか調べてまとめてみました。
文章には2種類ある
まず文章には大きく分けて2種類あるということを知っておく必要があります。どちらの種類かによって、文章構成や書き方が大きく変わるからです。
①相手を説得するための論理的文章
②読み手を楽しませる読み物としての文章
①はニュースに対する自分の意見表明や他人との議論の際に使う文章ですね。②は日記であったり、日常で自分が感じたことだったり、特に誰かを説得するわけでもない時に使う文章です。文章は大きく分けてこの2つあります。どちらの文章を書くかで当然書き方も変わるので、まずは自分がどちらの文章を書くのかということを意識しましょう。
出だしが最重要!書き出しで読み手の心を捉える
出だしが面白い文章は精読率があがる。当然のことですが、意外に意識されていないポイントです。ここに誰でも使える出だしパターンをいくつか紹介しておきます。
①動きのある文章で読み手の興味をひく
- 擬音で始める
- 会話で始める
- 動きのある行為から始める(例:何かが私の顔の前を通り過ぎた)
②読み手の意表をつく
- ちょっとアブノーマルな状況から始める
- ほのめかす(これからすごいこと書くぞとみせて、興味をかきたてる)
③正攻法で攻める
- 気の利いた格言や人生訓で始める
- ショッキングステートメントで始める(統計で始めるのが典型的。例:2分に1組が離婚しています。)
最後の正攻法はとても使いやすく、文章を書くときだけではなく、プレゼンテーションでもよく使われています。
リアリティーを演出し、読み手を離さない
下の2つの文章を読んでください。どちらがより想像力をかき立てられるでしょうか?
- 空腹でつらかった
- 食べ物が出てくる本でさえ見るのがつらかった
どちらもお腹がすいているというメッセージを伝える文章ですが、2のほうがよくメッセージが伝わると思いませんか?
文章は具体的であればあるほど、リアリティーが増してその場面を想像しやすくなります。人は想像できるものに興味を抱くものなのです。リアリティーを演出するコツを紹介します。
- 具体的に描写する。(楽しかった➡今晩の夢にでも出てきそうだ)
- 現在形を使う。(聞いてあげていた➡聞いてあげている)
- 目の前で動いているように描写する。(疲れて歩いた➡疲れて足をひきずりながら歩いた)
- 会話体をとりいれる。
リアリティーを演出する書き方は、特に文章②(読み手を楽しませる文章)でよく使います。
説得力のある論理的文章を書く
論理的文章には、明確なメッセージ(主題)がなければなりません。自分が伝えたいことは何かということをはっきりさせて書くようにしましょう。そのうえで、相手を説得できる根拠などを提示していきます。
- 予告(今から何について書くか読み手に伝える。ここで主題を提示してもよい)
- エピソード(自分の主張を支える根拠の提示。出来事であったり、数的データを使って自分の主題の正しさや、この主題を持つに至った経緯を説明する。)
- 展開(エピソードから得られた教訓やメッセージ、考えを提示。)
- まとめ(結論)
論理的文章では、主題とそれを指示する根拠(数値的データが望ましい)をしっかりと提示することで、説得力のある文章になり、読み手の集中力が持続しやすくなります。
個性的文章を書くコツ
最後に、個性的で面白い文章を書くコツをご紹介します。
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道徳的にしない。
耳にタコができるほど聞かされてきた綺麗ごとは文章をつまらなくします。他人のことを考えて生きようという教訓を聞くために、あなたの文章を読む人はあまりいないかもしれません。
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一般的な考えを盲信しない。
社会通念などを文章にしてもつまらないでしょう。お金が全てではないとかの話より、この世は金が全てだという話の方が興味をそそりませんか? -
自分の立場をはっきりさせる。
AなのかBなのか自分の立場をはっきりさせることです。どっちつかずの文章は、読み手に飽きられてしまいます。 -
全員に同意されることを目指さない。
批判が怖くて、誰しもが同意することを書いてしまうのは、逆をいえば誰の記憶にも残らないということです。 -
全部を書かず、どれか一つに絞って書く。
事実を羅列するよりも、1つの出来事を具体的に描写したほうが、より面白くなります。
いかかでしたか?明日から取り入れられる簡単なコツをいくつか紹介してみました。僕も自分の文章力向上に励みたいと思います。
今回参考にした素晴らしい書籍です