山本太郎さんと握手してきたけど結局自民党に投票しました
深夜0時の人だかりと謎の拍手
昨日、渋谷でブラブラしてたら夜中の12時にも関わらず人だかりと謎の拍手が聞こえてきました。夜中12時の人だかりと拍手なんてロクなもんじゃないと相場が決まってます。でもこの好奇心を抑えることができず、ついつい野次馬根性で見に行ってしまったんです。そしたらちょうど人ごみをかき分けながらテレビやネットでたびたび見かけるあの人のお姿が。そう、山本太郎さんです。
正直、僕は政治家としての山本太郎さんについてあまり知りません。反原発派で「山本太郎となかまち」という変わった名前の政党を作って、安倍政権を批判しているというイメージくらいしかなく、具体的な政策などについては何も知りません。そんな感じなので、山本太郎さんを支持してもいないし、周りの変な取り巻きの人たちも含めてむしろ悪いイメージがありました。
役者としての山本太郎さんは結構好きでした。NHK大河ドラマの新選組の原田佐之助はハマリ役ですごくいい仕事してたと思います。
有名人とはとりあえず握手しておくタイプ
僕はとにかく有名人と握手する機会があれば相手が誰であれ握手しておくタイプです。ぶっちゃけ全然知らない人でも有名人らしいという人とは握手します。
そんな僕ですから、人ごみをかき分けながらこちらに猛突進してくる山本太郎さんを逃がすはずはありません。スタッフを華麗に回避しながら、「がんばってください!応援してます!」言いながら全力で手を差し出して握手を求めました。
山本太郎さんはすごくいい笑顔で快く握手に応じてくれました。
握手をして驚いたのは、山本太郎さんの手はものすごく柔らかい。まるで女性の手のような柔らかさでビックリしました。僕の友人も握手をしていただいたのですが、2人で最初に口にしたのは「手、柔らかいな・・・」という言葉でした。
僕と友人が手の柔らかさに驚愕している間に山本太郎さんはバンに乗り込んでそのまま旅立っていかれました。
何の迷いもなく自民党に投票
この山本太郎さん遭遇事件が起きたのが7月9日、そして本日7月10日の先ほど、参院選の投票に行ってきました。国民の怒りの声とか謎のキリスト教団体の総帥っぽい人のポスターがあって若干戸惑いつつ、何の迷いもなく自民党に投票してきました。
字が汚いのは許してください
それにしても候補者の個性が強すぎて投票所前のポスター掲示板がとんでもないことになっていましたね。色々なポスターがありましたが、意外に山本太郎さんのポスターは良かったですよ。「俺たちをこき使え!」っていうのはなかなかいいフレーズだと思います。投票はしませんでしたけど、ちょっと好感は持てました。
僕が自民党に投票した理由
僕が自民党に投票した理由はいたってシンプルです。
理由1:消去法で自民党しか残らなかった
まぁ、一番大きな理由はこれです。自民党くらいしか投票するところがなかったから自民党に投票した、ということです。自民党が素晴らしい政党だとは思わないし、色々不満もあるけれど、他の政党に比べると外交も経済政策も一番まともで安定しています。
民進党は全然あてにならないし、他の野党も夢物語を語ってるだけ。そうして消去法でいったら自民党しか残りませんでした。
理由2:金融業界の人間としてアベノミクスを評価してる
アベノミクスは失敗したとかなんだかんだ言われていますが、一定の成果は残したのではないかなと思います。日経平均は2倍になり、円高もだいぶ緩和され、少なくとも民主党政権時代よりも経済はだいぶ良くなった。これがすべてアベノミクスの成果だとは思いませんが、アベノミクスが果たした役割は大きいと思います。
おかげで僕が就活した時は完全に売り手市場、周りの就活生も内定をバンバンとっていました。株価も上がって金融業界は本当に潤いました。「アベノミクスは失敗したー」と批判ばかりして、まともな経済政策を提案できない野党よりはよほど自民党のほうが実績もある、それなら自民党に投票しようと思いますよ。
まとめ 消去法で投票しなくていい政治体制を
僕が選挙のたびに思うのは、まともな野党がないということです。どうしても消去法で自民党になってしまう。選挙権を得てから今までの選挙はすべて自民党に投票しています。たぶん他の有権者も僕と同じような投票パターンになっている人が多いのではないでしょうか。
意味のある選挙をするためには、まともな野党の存在が不可欠です。そうじゃないと盛り上がらないし、本当の意味で国民の意思を問うことはできないと思います。力ある与党と力ある野党のぶつかりあいを見てみたいですが、この調子では20年後も消去法で自民党(もしまだあればの話ですが)に投票していそうです。
早く消去法で投票しなくてもいい政治体制になるといいなと思った今回の参院選でした。