良い利食いの失敗と悪い利食いの失敗がある
保有ポジションが含み益になっている時、利食いを粘ることはよくあります。
利食いを粘った時にありがちなのが、急反発・急反落に巻き込まれて結局建値で決済されたり、あるいは含み益が損失に変わったりすることです。
含み益が0になったり、損になったりするのですから、イライラしたり腹が立ってしまいがちですが、その利食い粘りにしっかりと優位性と根拠があるなら含み益がなくなっても何の問題もありません。
その粘りに優位性があれば、長期的にみれば収益につながるからです。利食いに失敗することもあれば、成功して大勝になることもあるので、一度の利食い失敗にイラつく必要なんてないんです。
僕も今回ポンド円のショートで10万円の含み益がありましたが、利食いを粘った結果、急反発して建値決済となりました。トレード初心者の頃はイライラしたもんですが、今はまったく気になりません。
なぜならこれは良い利食いの失敗だからです。
4時間足
4時間足はこのような下落トレンドの状態で、こういう局面では最後急落してボリジャー-2σまで達しやすいです。仮にそうなっていれば、今回のトレード収益は20万円をこえていました。そして、そのような展開にはよくあるんです。
今回は反発で建値決済となりましたが、まったく問題ありません。
1時間足
1時間足はずっと弱含む展開で、青の矢印のように急落する可能性が十分あったけど、結局反発してきたので赤丸で建値決済。まぁ良い利食い失敗なので仕方ないですね。
一方、悪い利食い粘りというのは、何の根拠もなく、ただもっと伸びるんじゃないかと希望で粘ることです。これは良くない。なんの優位性もないですし、せっかくの含み益を殺すだけです。
今回は優位性のある粘りだったので、OKでした。くよくよせずに切り替えてまたトレードしていきます。