2016年5月29日時点のトレードプラン
ドル円 「様子見」
ドル円はNY市場終盤に110円半ばまで一気にあげてきました。しかし、上の4時間足がレンジであるため、このままどんどん上げていくというシナリオはなかなか考えづらい。むしろ、いまは4時間足のレンジ上限からの逆張りを狙っていきたい場面です。
1時間足
4時間足
G7でも目新しい材料はなく、ファンダメンタルズから考えてもドル円がそう簡単に110円台を抜いていくとは考えにくい状況では、急騰してきたら売り叩くほうが勝算が高そうです。
ではなぜ様子見かというと、単純に時間的な問題です。このチャートのパターンは正直売ってみたいところなのですが、この記事を書いているのは日曜日で、次に相場が動くのが月曜日の早朝です。月曜日の早朝というのは参加者も少なく、相場の方向性が出づらいうえにスプレッドも開きがちです。
そういう状況でポジションを持つと長い間もたされることにもなりやすいので、今回はパスして次の動きを待つということです。まとめると、方向感が出づらい状況が続きそうなので、111円台に乗ったら112円までの上昇を見込んで買いで入ってみようと思います。あるいは、109円を一気に割るような展開になれば売りで入ります。それまでは様子見です。
ユーロドル 「売り」
ユーロドルは本当につまらない通貨ペアになりました。ボラティリティも低いため、サブ的にトレードする感じです。ただ、日足レベルでも崩れてきましたし、4時間、1時間足ともに下落トレンドなので売っていきます。
4時間足
1時間足
4時間、1時間足ともに下落トレンドなので売りで入りたいですが、今から売りで入るのは遅すぎます。最安値で売ると反発に巻き込まれやすいうえに、狙える値幅も少ないのであまりうま味があるトレードとはいえません。
こういう場合は反発を待ってから売りで入るのがセオリーです。ではどこから売るかといえば、第一候補は赤線、第二候補が黄色線です。ただ、4時間足レベルでも相当落ちたので、1時間足レベルではいったん黄色線までの大きめの反発を待ちたい。
赤線から売りたいのであれば、ポジションを分割するのもいいでしょう。赤線で半分売ってみて、それでも反発が続くようであれば黄色線で売りなおせばいいのです。私もよくやりますが、赤線でたたかれて下がればラッキーだし、仮に突破されても更に高値の黄色線から売りなおせますので、精神衛生上とてもいいです。
結局は抵抗線である黄色線を抜かれるまでは売りで入りたいということです。
ポンドドル 「様子見」
ちょっと難しい状況にあるのがポンドドルです。買いでも売りでもとれそうな微妙な場面なので、どちらか動いた方向に素直についていきます。
4時間足
1時間足
4時間足では黄色線にタッチしています。黄色線にサポートされてあげてくる展開も十分考えられます。ただ、あまり力強さは感じないチャートなので、なんとも微妙なところです。
1時間足レベルでは直近もみあった箇所でまたもみあうような展開になっています。それが1の部分であり、そこから引ける水平線に注目します。ここを下に抜ければ4時間足レベルでも黄色線を抜けてくるので、そうなれば売りで対応したいと思います。
ただ、水平線にサポートされてあげてくるようであればボリジャーバンド+2σあたりまでを目安に買いで入ってみようと思います。
まとめると、いまはどっちつかずの状態なので様子見です。
豪ドル 「様子見」
豪ドルは長らく下落トレンドでしたが、だいぶ下値が堅くなってきた印象があります。争点としては利下げでしょう。最近の下落は豪中銀の予想外の利下げが主な原因です。次回の政策金利発表は6月7日ですが、それまではなかなか動きづらいでしょう。
4時間足
1時間足
4時間足はボラティリティがかなり縮小してきました。ボラティリティはボリジャーバンドをみればわかります。4時間足のボリジャーバンドの幅がだいぶせまくなっているでしょう。これはボラティリティが縮小していることを意味していて、こういう低ボラの状況では無理に仕掛けないほうが賢明です。ボリジャーバンドの先端が花が開くように広がりだしたらブレイクが始まる予兆なので、それまでは待ちたい場面です。
上の4時間足が低ボラのレンジ気味なので1時間足レベルでも方向感がない状況となっています。値幅もないですし、無理に仕掛けなくていいでしょう。次の動きがでるのを待ちます。