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毎日の時間の使い方が変わるトレードオフという考え方

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photo by dkalo

経済学の基本的な考え方の1つにトレードオフという考え方がある。
トレードオフとは、何かを得るためには別の何かを犠牲にしなくてはいけないという考え方で、私たちもこのトレードオフの問題に日々ぶち当たっている。

たとえば、今日は疲れたから10時間寝ようという決断をしたとする。しかし、その10時間寝るという決断は、その10時間でできたであろう勉強や娯楽を放棄するという決断でもある。つまり、10時間の睡眠を得るために、あなたは勉強や娯楽で得られたであろう知識や快楽を犠牲にするということになる。これがトレードオフの基本的な考え方である。

私たちの日々の何気ない決断、何を食べるのか、どれくらい寝るのか、だれと会うのか、それらの決断はすべて何かを犠牲にして成り立っている。この事実を自覚すると、日々の時間の使い方やお金の使い方が変わるかもしれない。

決断にはコストが伴う、そして人生とは決断である

私たちは意識的にしろ、無意識的にしろ、常に決断を下している。昼食に何を食べるのかといった些細な決断から就職先といった大きな決断まで、決断にも様々なものがある。

大きさに差こそあれ、どの決断にも必ずコストが伴う。たとえば食事について考えてみよう。

1日3食、80年生きるとすると、人生で食事をするのは8万7600回である。子供の頃や歳をとる食事をあまり選べない。つまり、自ら何を食べるのかを選択できるのは正味50年、5万4750回である。

忙しいからコンビニのおにぎりで済ませるという決断、それは人生で5万回ある食事の機会を1つ消費するというコストを伴う。それはおいしい食事を食べるという選択肢の放棄でもある。

このように、何気ない決断にも様々なコストがかかっている。そして、私たちは毎日毎時間毎分毎秒、決断を下しているのである。

人生とは決断という輪がつながったチェーンであり、そのチェーンがどこに向かうのかは日々の決断で変わってくるのである。

決断のコストを意識すると違う世界が見えてくる

決断にはコストが伴うが、毎日の生活でそのコストを意識することは少ない。本日の昼食にラーメンを食べるという決断のコストはなんだろうか、コンビニで立ち読みするという決断のコストは何か、電車でボーっとする決断のコストは?

自分の決断のコストを意識すると、その決断で本当にいいのか少し考えるようになる。もっといい決断があるのではないか、なぜ自分はこの決断を下すのか、そう考えると時間の使い方やお金の使い方、日々の過ごし方も変わってくる。

今まで何気なくしてきた決断に責任を感じるようになる。すると、見える世界も違ってくる。

まとめ

人生は決断の連続であり、大小に関わらず決断には常にコストが伴う。

普段の自分の決断のコストを意識すると、人生が変わるかもしれない。なぜなら、人生とは決断であり、決断のコストを意識して決断が変わると、必然的に人生も違うものになってくるからだ

これからあなたが下す決断のコストはなんだろうか?

24時間の使い方で人生は決まる

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