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人生を豊かに生きるために若いうちは物じゃなくて経験に金をかけるべきでは?

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時々、周りの友人はあまりにも物にお金をかけすぎているのではと思うことがあります。彼らはブランド品やパソコン、服、バイクなど色々な物にお金をかけています。

たしかに、欲しい物を購入することは最もシンプルな欲の満たし方であり、物を買うことは自分の物欲を満たす上でも合理的です。しかし、僕は時々彼らが物質至上主義に偏り過ぎているのではないかと感じるのです。

物質至上主義とは、目に見え、触れることができ、数えることができる文字通り物質的なモノに最大限の価値を見出す考えのことです。この思考によれば、物を所有することが最も重要であり、形として手元に残らないものに金をかけるのは合理的でないということになります。

実際、私は何人かの友人になぜ物にばかりをお金をかけるのかと聞いたことがあります。すると、彼らは全員「手元に残るから。」という答えを導きだしました。彼らは自分たちが消費した金銭の価値を最大化するためには、手元に物が残らなくてはいけないと考えているようです。

面白いと感じるのは、彼らが一着数万円するようなブランドものの服であったり、10万円以上するパソコンには平気でお金をじゃんじゃんかけるくせに、1人2万円くらいのレストランや1泊3万円以上のホテルには決してお金をかけないことです。

彼らいわく「高すぎる」ということなのですが、得られるサービスが金額に見合っていれば、決して高すぎるなんてことはないと思います。むしろTシャツに数万円かけるほうが高すぎるのではないかと思うのですが。。。

そして、物にばかりお金をかけることはとても損なことだと僕は思います。物にばかりお金をかけると、自分が知らない世界や新しい経験ができません。これは僕の実体験からそう思うのです。

僕も数年前までは物にばかりお金をかけていました。外食費すら惜しんだほどです。しかし、大学1年生の時に興味本位でとある高級ホテルに宿泊しました。すごかった(小並感)そこには今まで見たことのない空間とサービスがありました。

英語で電話をする外国人のビジネスマン、ずらっと並ぶ高級車、洗練されたデザインとスタッフのサービス。どれをとっても僕にはとても衝撃的でした。この衝撃的な経験がきっかけで、少しお高いレストランなどにも積極的に行くようになりました。

最初は挙動不審でキョロキョロしていましたが、徐々に慣れてくるとそれなりに振る舞えるようになりました。先日、一緒に食事に行った方に「とても品がよく、振る舞いもいい」と褒めてもらえました。嬉しかった。

確かに、高級レストランや高級ホテルでの経験は物質としては手元に残りません。しかし、そこで味わうことのできる上質な時間や経験は、私たち人間を形作るうえで非常に重要なのではないかと思うのです。

もちろん、大学生らしく食べ放題飲み放題の安い居酒屋で騒いで、安いビジネスホテルに泊まってもいいと思います。しかし、少しだけ物にかけるお金を経験のほうに振り分けてもいいと思うのです。経験は手元に物質としては残りませんが、私たちの人生を形成していく上で大きな財産になります。

別に贅沢しろという意味ではなく、若いうちは物にお金をかけるよりも、今までやったことのないことをしてみることにお金をかけるほうが、今後の人生を豊かに生きていくための糧になるのではないかということです。

スカイダイビングをしてみてもいいし、乗馬を始めてもいいし、リムジンに乗ってみてもいいと思います。手元に残る物にしか価値を見出せない物質至上主義はやめて、若いうちこそ経験に金をかけていくべきなのではないでしょうか?

20代で知っておきたいお金のこと

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