鏡で見る顔より写真の顔の方が不細工に見えるワケ
鏡で見ると自分の顔って中々可愛く見えたりかっこ良く見えたりするのに、なぜ写真では不細工になるのだろうか。同じ顔なのに理不尽じゃないかと思うこと5年が過ぎた。
なぜ街中の700円証明写真では、ヤク中や犯罪者のような顔になってしまうのか。あるいは集合写真で1人だけすごい不細工に見えるのか。今更感がすごいけど、鏡で見る顔と写真の顔がなぜこんなにも違うのか調べてみた。
鏡の前では無意識にキメ顔をする
人間は鏡の前では無意識に自分がかっこよく、あるいは綺麗にみえるように顔を微調整するらしい。あごをひいたり、口角をあげて表情を作ったり、顔の角度を変えたりして、自分の一番のキメ顔を作ってるというナルシストよろしく的な行動をみんなしているということ。そう、ちょうどこの動画のような感じ。
Pretty Girls Make Faces - On The Importance of ...
鏡では顔全体を見ない
鏡を見る時、鏡との距離は基本的にカメラとの距離よりも近い。そのため、顔全体を見るというよりも顔の各パーツをアップにして見る傾向があるのだという。だから、たとえば目が可愛いく見えると顔全体も可愛く見えるのだそうだ。
ただ、写真は冷酷なまでに顔全体を客観的に切り取るから、文字通りありのまま(不細工とはいっていない)の自分の顔を映し出すのだという。これを書いていて、モニターが滲んで見えない。
写真の顔を見慣れてない
普段自分が耳にする自分の声と、録音された自分の声とではだいぶ印象が変わるように、写真の顔もだいぶ印象が変わる。普段は鏡のキメ顔()を見ているし、脳が普段認識しているのはボンヤリとした輪郭くらいなのだそうだ。
自分の顔の全体像はボンヤリとイメージできるが、細かいパーツまでできるかと言われたら恐らくできない。輪郭しか認識していないとはそういうことだ。だから、写真ではっきりと自分の顔を見ると、印象が変わるのだそうだ。
ただ、これは他人にも言えることだ。他人も自分の顔をボンヤリとしか認識していないので、好きな人はかっこよく見えたり可愛く見えたりする。意外に脳って適当なんだな。
写真が最もリアルの顔に近い
残念なニュースが1つある。それは、写真で他人を見た時にあまり違和感を覚えないのと同じように、恐らく他人も私達の写真に対して違和感を覚えていないということだ。普段の顔と違うとは自分では思っていても、他人には普段の顔に映っている。つまり、写真に映っている不細工な自分が普段の自分なのだ。
写真とは最も自分の顔をリアルに映し出しているといえる。写真で不細工なら、要するに不細工なんだ。もちろん、写真映りの問題もあるが、写真の顔が自分の顔なのだ。やべー。死にたくなってきた。もう寝る。