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「面接で落ちても気にするな」なんて無理に決まってる

現役就活生として、こういう記事見るとどうも納得いかないんですよねー。

さて、今年も就活生に偉そうなことをいくつか。 - コピーライターの目のつけどころ

 

よく面接で落ちても気にするな とか、「運」だから仕方ないみたいなこと書いてる記事を見るんですが、そんなの無理に決まってるじゃないですか。

面接に落ちると、僕は真っ先に2つのことを連想します。1つは就活が失敗し、内定がもらえないかもしれないという不安。2つ目は、自分が希望するキャリアを歩めないかもしれないという不安。この2つの不安は強烈ですよ。気にするななんて方が無理です。

志望度の高い企業の面接の結果待ちの時は、もう何も手がつきません。そしてお祈りメールが届いた時は、それこそテンションがおかしくなります。不安で不安でたまらなくなります。

まずは2つ目の不安が脳裏をよぎります。正直いうと、僕は証券会社か運用会社への就職を望んでいます。法人営業や運用部門で経験を積みたいんです。そんな僕にお祈りメールが届くと、もしかしたら将来は証券の個人営業で主婦に頭を下げ続け、上司に成績が悪いと怒鳴られているのかもしれないという不安が真っ先に頭をよぎります。

都心のオフィスビルで働いているはずが、自転車で住宅街走ってるんですから凄まじいギャップです。

この、自分の思い描いているキャリアとは異なるキャリアに進むかもしれないという不安は凄まじいです。その点、特に自分の将来のキャリアを考えてない学生は楽といえば楽だと思います。

この不安が過ぎ去ったあとは、1つ目の不安が頭をよぎります。もしかしたら、内定をどこからももらえないかもしれない。しかし、銀行や他の業種にはまるで興味がない。もうね、苦しいですよ。どうしていいのかわからないんですから。

こんな不安を面接で落ちるたびに感じるわけです。徐々に手持ちの駒(企業)も減ってきますから、ジリジリと追いつめられているという焦りがものすごいです。この状況で面接で落とされても気にしない学生って、もう相当な精神力を持っているか、何も考えていないかのどっちかです。

もちろん、落ち込んだところでどうしようもないってことくらい分かってます。落ち込むより次を頑張ることに精神を集中するべきだというのはもっともです。

でも、無責任に「面接落ちても気にするな」なんて言うべきじゃない。そんなの無理に決まってるから。たまたま面接官と気が合わなかったとか、ESが机の上から落ちたのかもしれないとか、運だとか、そんなこと知らない!とにかく面接に落ちた。その事実だけでも強烈なんです。

面接で落ちても気にするななんて、絶対無理!

ロジカル面接術 2015年 基本編

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